


ポンプなどの軸封部では、パッキンの冷却と潤滑のために軸表面を伝わる若干の漏れが必要です。
標準漏れ量 回転ポンプ
| パッキン トンボ№ | 標準漏れ量(cc/min) |
| 9038、9039、9040、9040-W、9077-L | 3~6 |
| 9036、9079 | 10~20 |

使用されるプラントあるいは機器が何かを確認し、パッキンに特別な配慮をする必要があるかどうかを検討します。パッキンの色、パッキンの材質などを考慮します。
パッキンの耐薬品性、流体の粘度・潤滑性・スラリー性等を考慮します。
パッキンの耐熱性、流体の潤滑性等を考慮します。
パッキンの耐圧性を考慮します。
高圧では硬質の熱伝導の良いパッキンを使用します。
摺速は次の式で計算されます。
V=πDN/60,000
V:摺速 m/s
D:軸径mm
N:回転数 rpm(回転毎分)
PV 値は圧力と摺速とを乗じたもので、単位は MPa・m/s で表しています。
パッキンの潤滑性等を考慮します。
“パッキン”を加工する場合は、良く切れる工具を使用し、パッキン1リング当たりの長さを下記長さに切断してください。
パッキン長さ
=π/2(軸径+スタフィングボックス内径)×1.03~1.05
=1.62~1.65×(軸径+スタフィングボックス内径)
